藤娘きぬたやの絞り【伝統技術】
2023年4月7日
「絞り」は、人類最古の染色法であり、一粒一粒に職人の手間が込められた美の極致です。
「絞り染め」は、布の一部を糸で括ったり、専用の器具を用いて挟んだり、縛るなどの方法で防染し、その部分が染まらないようにすることで模様を作り出す技法のことです。
近年、後継者不足などの問題から減少に一途をたどっています。
代表的な絞り技法
なかでも絞りの最高峰ブランド「藤娘きぬたや」は近年、有名なスポーツ選手が着用したことで注目をあつめております。
「藤娘」には、それを纏った方には必ず幸せになってほしい。誰もが笑顔になる不思議なチカラがある。そしてそれは親から子、子から孫へと受け継がれていく大切な存在のひとつでありたいと願う。
そんな想いが込められております。
(※<藤娘きぬたやHPより引用>)
「きぬたやの染色技法」
きぬたやの絞りは、絞りの風合いを活かした独特の優雅で優しい色合いをしています。総絞りのなかでここまで色彩豊かに色を挿せるのは至難の業なのです。
きぬたや絞りは、数々の工程を経て一つの美しい作品となります。
本疋田による総絞りは、製作に約2年以上かかり、約20数万粒以上の絞りが施されるため、大変貴重で高価な品となります。
一般的な疋田による総絞りでも約1年ほどはかかるとされています。
一つの作品が出来上がるまでに、膨大な時間と手間が必要な絞り染め。
時代に左右されない、華やかながらも品がある美しさは、携わる人々の思いと技術の結晶ですね。
きもの利久は、「藤娘きぬたや」の商品をお取扱いしております。 メーカーとの直接取り引きで全国でも屈指の品揃えと販売実績です。職人が一点一点手作業で染め上げる伝統工芸の見事な技を是非、お手に取ってご覧になってください。
↓きぬたや特設ページ
https://www.kimono-rikyu.co.jp/plan/order/kinutaya/